和食がユネスコ世界遺産に登録される運びですね。
この「無形文化遺産」とは「和食；日本の伝統的な食文化」に
対する登録で、料理の種類や珍しい食材が登録されるのではない
とのこと。
調理法や食事作法、歴史的背景や文化的な独自性がその対象と
なるそうです。
日本人としては大変誇らしいことです。
近年世界中でおこっている「和食ブーム」も当然だと思います。
実は私も若いころは料理人を目指して日夜修行をしておりました。
飲食業界に携わった私としてはこのニュースは本当にうれしく感
じています。
「和食」が世界で賞賛を受けている一方、当の日本では
食の欧米化かますます進んでいます。
世界一の長寿国の冠はあるものの、その実態も変化している
そうです。
都道府県別で今一番長寿なのはどこか？
沖縄県かと思いきや実は長野県です。
数十年前の統計では全国の下位に位置していた長野県がなぜ一位なの？
それは危機感を感じた歴代の知事が減塩を進めた結果、脳溢血と
胃がんが激減したそうです。また昔ながらの食事をしている家庭が
他県と比べ多いようです。
一方、沖縄は生活習慣もアメリカ的、加え欧米化した食事、いわゆる
高カロリー、高脂肪で肥満率は全国ワースト１という結果。
この二つの県の食生活と平均寿命を見ても、伝統食の大切さが
伝わるのではないでしょうか？